あたらしい学び

前に投稿をしたのは昨年の9月です。
ボーっとしていたら半年くらい経ってしまったなんて、自分でも驚きです。
なぜだか色んな発信をすることも全てやめていたのですが、「しないとな」という思いを打ち消す「したくないな」という気持ちがありました。
なんて、堂々と言ってますが、したくないことは出来ないもので仕方ない。と思ってます。そういう時だったのでしょう。
そして昨年の終わりのこと。
12月の末、スレッドで「アーユルヴェーダ・サンスクリットベーシックコース パーラーヤナ」という勉強会のお知らせを見つけました。
それは、アーユルヴェーダの古典書「アシュタンガフリダヤサンヒター」をサンスクリット語で読み、詠唱する勉強会で、インドのアーユルヴェーダの先生よりオンラインで発音から学べるというもの。見てその瞬間に「私が求めていたものがここにあった!」と興奮してすぐに申し込みました。
定員20名とのことで、間に合うか心配でしたが、ギリギリ滑り込みセーフでその講座を受けることが出来るようになり、年始からサンスクリット語を嬉々として学んでいます。
今年のお正月はサンスクリット語の勉強に終始し、それまでに全く学んだことがなかったもので、講座が始まる前に基本的な母音、子音、そして複合子音はマスターしないと、と練習帳で自習していました。
自分でもおかしいと思うのですが、ヘアサロンにカットに行った際、髪のことは今はかまってられないと、元々ショートヘアですがツーブロックに刈り上げて、髪が多くて大変なので、人並みくらいの毛量にしてもらしました。
その、刈り上げてワカメちゃんみたいになった自分がまるで小坊主みたいで「これから真剣にサンスクリット語を勉強する。」と自分自身に宣言したように気に入りました。
ところで、アーユルヴェーダの始りを古典書には次のように著してあります。
アーユルヴェーダは、ブラフマー神が思い出しして、その息子のプラジャーパティ神に教え、そのプラジャーパティ神がアシュヴィン双神に伝え、彼らがサハスラークシャ(インドラ神)に伝え、インドラ神がアートレイヤーという聖仙に伝えた、と。
アーユルヴェーダという膨大な知識には、始まりも終わりもなく「そこにあった」もの。それをブラフマー神は思い出して、次々と神々に伝えられていく。
そうしてやっと人間に伝わって、師から弟子に口伝で伝わっていったのです。口伝えでまるで歌うように詠唱という形で脈々と続いていった。
それは、アーユルヴェーダを学んだ一番最初に習った事ですが、今改めてその素晴らしさに感謝し、感動しています。
インドでもこの詠唱(パーラーナヤマ)という形で学んでいるのは一部の学校になってきたそうです。その学びを受けとれることに本当に感謝します。